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ブータ・ヴィディヤーとアーユルヴェーダ TALK を終えて*remedial classes(補習クラス)
designed by Kanako Yano
Illustration by Noriko Kimura
#010
去る2025年4月10日、ブータ・ヴィディヤーとアーユルヴェーダ TALK と題したお話し会(説明会)を開催した。
どのくらいの人が来てくれるかなーと少し心配していたが、当日までに20名以上の方のお申し込みがあり驚きつつも嬉しかった。
TALKは、アーユルヴェーダと新しい親子関係の講座が終わってから始めた、皆がリレー形式で自由に発言できるオンラインの催しの種類の一つで、「相手のBeingを絶対に否定しないこと」という1ルールだけで運営しているカウンセリングマインドベースの柔らかい対話と傾聴の会である。
専門知識のあるないに関わらず、そして直接面識があるない関わらず、お互いが安心して弱くなったり、人を支えたり交互にできることに毎回胸を打たれている。人ってこんなにも優しいのか、と毎回誰かにこの会のことを話すたびに涙してしまう、全員で作るもう二度と生まれないその場限りの時間。
今回ブータ・ヴィディヤーの先生方のこちらの講座の説明会をするにあたり、どうにかして受講してくださる皆の声や想いも聞けないものか、と考えた結果、このTALKの形式を採用することに決めた。
#011
ブータ・ヴィディヤーの通年のオンライン講座自体が前代未聞で今まで日本にないものだったので、少しでも多くの人に知ってもらえたらという想いと、
そもそも人の話を「聴く」ことが元来好きな私の嗜好があいまった、気楽でカジュアルな会ではあったのだが
蓋を開けてみると、皆がそれぞれの動機、タイミングで集っていることがわかり、また探究へのそれぞれの深い眼差しに、心が動かされた。
私は『問いと補助線』という形でTALK &提案をさせていただいた。
皆の人生の今まで生きてきた時間の中で、それからこれから生きていく人生の時間の中で、
Bhūta(ブータ)すなわち見えないものに焦点を充てることで起こる出来事を
これから一緒に見ていけるのかと思うと、ドキドキした。未知の旅に一緒に乗り出す仲間がこんなにたくさんいるなんて嬉しかった。
ちなみにこのTALKに類似した、勉強会(交流会)は2025年12月と2026年3月に各一回設定している。
#012
”心の勉強をしたいと常々思っております
気になっているのですが、いちばん気になって決断に迷っているのは
わたしの理解力にとって
難しすぎないか?という点です。
説明会のタイミングが合わなかったこともあり…”
というメールをEさんという方よりいただいた。
少し考えて各講座のあとに remedial classes(補習クラス)を開講することにした。
日程は提案してくださったEさんにスケジュール案をだしていただきそれを元に都度調整する。
学問が成就するためには4つの要素が必要だとアーユルヴェーダでは言われている。
一つは「師」、二つ目は「自分の学習」、三つ目が「討論する仲間」。
オンライン講座では得にくい三つ目を意図的に設定してみることで、どのような学習への効果が生まれるのかも見てみたい。
そして、最後の四つ目は「時間」。
何かが成就するためには然るべき時間がある。
すぐにわかること、すぐに使える知識、とはまた質を異にする知識や学び方を今回は大切にしていきたい。
日本酒ができあがるように、味噌ができあがるように
時間というものに任せる要素を大切にしたい。
一年後、2026年の3月に、皆とまたどんなTALKができるのだろうか。